コロプラ、AI無断学習を防ぐアプリを無料提供開始
コロプラがクリエイター向けに「COLOPL Contents Protector」を開発、AIによるコンテンツの無断学習・利用を抑止する技術を無料で提供。
株式会社コロプラは24日、AI時代におけるクリエイターの創作活動を保護する新アプリ「COLOPL Contents Protector」の開発・無料提供を開始したと発表した。同アプリは、AIによるコンテンツの無断学習・利用を技術的に抑止し、クリエイターが安心してコンテンツを公開できる環境の構築を目指している。
同アプリは、独自開発の「コンテンツ保護技術」を搭載しており、画像や動画、音声データに対して人間には認識できない微細な電子透かしを埋め込む仕組みを採用している。この技術により、AIが学習用データとしてコンテンツを読み込む際に異常を検知し、学習プロセスを阻害することが可能となる。同社によると、現在主流のAI学習モデルに対して約85%の抑止効果を確認したという。
近年、生成AIの急速な普及に伴い、クリエイターの作品が無断でAI学習に利用されるケースが社会問題化している。日本国内では2025年の著作権法改正により一定の規制が設けられたものの、技術的な対策は各プラットフォームや個人クリエイターに委ねられているのが現状だ。コロプラの調査では、国内クリエイターの約78%がAIによる無断利用に不安を感じていると回答している。
「COLOPL Contents Protector」は、iOS・Android・PC向けアプリとして提供され、月間1,000ファイルまでの処理を無料で利用できる。有料プランでは月額980円で無制限利用が可能となる。また、SNSプラットフォームやクリエイター向けサービスへのAPI提供も予定しており、既に大手イラスト投稿サイト3社との連携協議を進めているという。
コロプラの馬場功淳代表取締役社長は「AI技術の発展とクリエイターの権利保護は両立できる」とコメント。同社では今後、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツ所有権の証明機能や、AI生成コンテンツの検出機能なども追加開発する予定としている。AI時代における新たなクリエイターエコシステムの構築に向けた取り組みが注目されている。