ハンガリーで4月13日、国政選挙の投票が開始されました。現地時間午前6時に全国約1万の投票所で投票が始まり、午後7時まで実施される予定です。有権者数は約800万人とされ、投票率の動向にも関心が集まっています。
今回の選挙では、2010年から政権を担うオルバン・ヴィクトル首相率いるフィデス・ハンガリー市民連盟の去就が最大の焦点となっています。同党は前回2022年の総選挙で得票率52.8%を獲得し、国会199議席中135議席を確保していました。野党側は統一候補の擁立など連携強化を図っているとの報道もあります。
選挙戦では経済政策や移民問題、ウクライナ情勢への対応などが主要な争点として挙げられています。特にエネルギー価格の高騰や物価上昇への対策について、各党が具体的な政策を打ち出しているとされます。また、EU諸国との関係改善や国内の法の支配をめぐる議論も有権者の関心を集めているもようです。
ハンガリーはEU加盟国でありながら、移民政策やメディア規制、司法制度改革などでEU本部と対立を続けてきた経緯があります。欧州委員会は法の支配に関する懸念を理由に、ハンガリー向けEU復興基金の一部凍結を継続している状況です。今回の選挙結果は、こうしたEUとの関係に大きな変化をもたらす可能性があります。
投票は現地時間午後7時に締め切られ、その後開票作業が開始される予定です。出口調査の結果は投票終了直後に発表される見込みで、大勢は日本時間14日未明には判明するとみられます。選挙管理委員会は公正で透明な選挙実施に向けて準備を進めており、国際選挙監視団も派遣されています。今回の選挙結果がハンガリー国内政治のみならず、EU全体の政治情勢にどのような影響を与えるか注目されます。
