野村證券が2026年末の日経平均株価見通しを6万円に上方修正したことが明らかになりました。同社のストラテジストチームが総選挙結果と企業決算動向を踏まえて判断したもので、従来予想から大幅な引き上げとなります。
上方修正の背景には、先月実施された総選挙で政権の安定性が確保されたことや、3月期決算企業の業績が市場予想を上回る水準で推移していることがあるとみられます。特に製造業や金融セクターでの収益改善が顕著で、企業の投資意欲も高まっている状況です。
現在の日経平均株価は58,475.90円で推移しており、6万円達成には約2.6%の上昇が必要な水準となっています。業界関係者によると、企業業績の改善に加え、海外投資家からの資金流入も株価上昇を支える要因として期待されているとのことです。
一方で、為替動向も株価に大きな影響を与える要因として注目されています。現在のドル円相場は158.58円で推移しており、輸出企業にとっては追い風となる水準です。ただし、急激な円安進行は輸入コストの増加につながるため、適度な水準での安定が望ましいとする声もあります。
市場関係者の間では、この上方修正が他の証券会社の予想にも影響を与える可能性があるとの見方が広がっています。実際に、複数の金融機関が年末予想の見直しを検討しているとの情報も出ており、市場全体の楽観的な見通しが強まっています。
今後は4月下旬から本格化する企業決算発表が焦点となります。特に主要企業の業績や来期見通しが市場予想を上回るかどうかが、6万円達成への鍵を握るとみられます。また、日本銀行の金融政策や海外市場の動向も株価形成に重要な影響を与える要因として継続的な注視が必要です。
