日経平均、史上初の6万円台に迫る 一時過去最高値を更新
22日の東京株式市場で日経平均株価が一時過去最高値を更新し、史上初となる6万円台に接近した。前日比304.39円高の59,653.56円で推移している。
22日の東京株式市場で日経平均株価が一時過去最高値を更新し、史上初となる6万円台目前まで上昇した。前日比304.39円高(0.51%高)の59,653.56円で推移しており、心理的節目である6万円まで350円程度に迫っている。一方、TOPIX(東証株価指数)は105.18ポイントと前日比横ばいで推移した。
日経平均の上昇は、企業業績の改善期待や円安進行による輸出企業への追い風が背景にある。外国為替市場では円安が進み、ドル円相場は159.39円付近で推移している。この円安水準は輸出関連企業の収益押し上げ要因として市場で好感されている。
野村證券では日本経済について「3つの上げ」による「四方よし」の構造で変身が続くとの見方を示している。具体的には賃上げ、株価上昇、企業の設備投資拡大が好循環を形成し、企業・従業員・株主・経済全体にメリットをもたらすとの分析がなされている。
一方、日本銀行は4月の金融政策決定会合で利上げを見送る方針とみられている。中東情勢の不安定化による世界経済への影響を見極めた上で、6月の会合で利上げの是非を判断するとの観測が強まっている。金融政策の正常化プロセスは慎重に進められる見通しだ。
市場関係者の間では、日本企業の構造改革進展や株主還元強化の流れが株価押し上げの主要因との見方が広がっている。特に東証の市場改革により、企業のガバナンス向上やROE(自己資本利益率)改善への取り組みが加速していることが、海外投資家の注目を集めている。
今後の焦点は6万円の節目突破と、その後の持続性となる。企業決算発表が本格化する中、業績の実態が株価水準を正当化できるかが試される局面を迎える。また、米国の金融政策動向や地政学リスクの変化も、日本株の行方を左右する重要な要素として注視される状況が続くとみられる。
