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OpenAI、新モデル「Spud」開発着手 動画生成「Sora」は撤退

OpenAI、新モデル「Spud」開発着手 動画生成「Sora」は撤退

OpenAIが新たなAIモデル「Spud」の開発に着手する一方、動画生成AI「Sora」からの撤退を発表。AI業界の「使い放題」サービスモデルに転換点が訪れている。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年3月31日
約2分

米OpenAIが新たなAIモデル「Spud」の開発に着手することが31日、関係者への取材で明らかになった。同時に、これまで開発を進めてきた動画生成AI「Sora」からの撤退も発表し、AI業界における戦略転換の動きが鮮明になっている。

新モデル「Spud」は、従来のテキスト生成に特化したモデルとは異なり、より効率的な処理性能と低コストでの運用を目指した設計となっているとみられます。開発には既存のGPTシリーズで培った技術基盤を活用しつつ、計算リソースの最適化に重点を置いているとの情報が業界関係者から寄せられています。

一方、2024年2月に発表されて注目を集めた動画生成AI「Sora」については、開発コストの高さと商用化への課題が撤退の主な理由として挙げられています。動画生成には膨大な計算リソースが必要で、1分間の動画生成に要するコストは推計で数百円から数千円に達するとされ、一般ユーザー向けのサービスとして採算を取ることが困難な状況が続いていました。

この動きは、AI業界全体で見直しが進む「使い放題」サービスモデルの限界を象徴する出来事として受け止められています。多くのAI企業が当初、月額定額制での無制限利用を謳ったサービスを展開していましたが、実際の運用コストが予想を大幅に上回る結果となり、利用制限の導入や価格改定を余儀なくされるケースが相次いでいます。

市場調査会社の報告によると、2025年のAI関連サービス市場規模は前年比で約40%成長したものの、収益性の面では多くの企業が苦戦を強いられている状況です。特に、高度な生成AIサービスを提供する企業の平均営業利益率は5%以下にとどまっており、持続可能なビジネスモデルの構築が急務となっています。

OpenAIの戦略転換は、他のAI企業にも大きな影響を与える可能性があります。業界関係者によると、今後はより実用性が高く、コスト効率の良いAIサービスの開発に注力する企業が増加するとみられ、技術革新の方向性にも変化が生じることが予想されています。AI業界は今、技術的な可能性の追求から、実際のビジネス価値の創出へと重心を移す転換期を迎えていると言えそうです。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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