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米メタ、新AI「Muse Spark」発表 生成AI競争で巻き返し図る

米メタ、新AI「Muse Spark」発表 生成AI競争で巻き返し図る

米メタが新たなAI技術「Muse Spark」を発表しました。OpenAIやGoogleに対抗し、生成AI分野での競争力強化を目指します。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年4月9日
約2分

米メタ(旧フェイスブック)は4月8日、新たな人工知能(AI)技術「Muse Spark」を発表しました。同社にとって初の本格的なAI製品となるもので、OpenAIの「GPT」シリーズやGoogleの「Gemini」に対抗する生成AI分野での巻き返しを図る戦略とみられます。

「Muse Spark」は、テキスト生成、画像作成、音声合成を統合した多機能AI システムとして設計されています。メタによると、同技術は同社のメタバース事業との連携を重視した設計となっており、バーチャル空間でのコンテンツ生成に特化した機能を搭載しているとのことです。処理速度は従来の同社AI技術と比較して約3倍向上したと発表されています。

生成AI市場では、OpenAIが2022年末にChatGPTを公開して以降、急速な拡大を続けています。調査会社の推計によると、生成AI市場の規模は2025年に約1,000億ドル(約15兆円)に達する見通しで、2030年には約8,000億ドル(約120兆円)まで成長するとの予測もあります。

メタはこれまで、メタバース関連技術への投資を優先してきた結果、生成AI分野では後発となっていました。同社の2023年のAI関連投資額は報道ベースで約200億ドル(約3兆円)とみられており、そのうち大部分がメタバース技術に充てられてきたとされます。

業界関係者によると、「Muse Spark」の開発には約18か月を要し、同社の研究開発チームの約30%が関与したとされます。また、学習に使用したデータセットの規模は約50兆トークンに達するとみられ、これは競合他社の主要AI製品と同等の水準です。

発表を受けて、メタの株価は前日比で上昇しました。アナリストの間では、同社のAI戦略転換を評価する声が上がっている一方で、既に市場を席巻している競合製品に対してどこまで差別化を図れるかが注目されています。

メタは今後、「Muse Spark」を段階的に展開し、まずは同社のSNSプラットフォームでの機能統合から開始する予定です。生成AI分野での競争が一段と激化する中、同社の巻き返し戦略の成否が業界全体の勢力図を左右する可能性もあり、今後の展開が注目されます。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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