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都職員約6万人が生成AI活用開始、業務効率化へ本格運用

都職員約6万人が生成AI活用開始、業務効率化へ本格運用

東京都が職員約6万人を対象に生成AI「A1(えいいち)」の本格運用を4月から開始しました。全国の自治体では最大規模の導入となります。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年4月11日
約2分

東京都は4月から、都職員約6万人を対象に生成AI「A1(えいいち)」の本格的な利活用を開始したと発表しました。自治体による生成AIの大規模導入としては全国最大規模とみられ、行政業務の効率化と市民サービスの向上を目指します。

A1は文書作成支援、データ分析、質疑応答など多様な業務に対応可能な生成AIシステムです。都によると、これまで試行運用を重ねてきた結果、文書作成時間の短縮や定型業務の自動化などで一定の効果が確認されたため、全庁的な展開に踏み切ったとしています。対象となる職員数は約6万人で、本庁舎から出先機関まで幅広い部署での活用を想定しています。

導入の背景には、少子高齢化による労働力不足と、都民ニーズの多様化への対応があります。東京都の職員数は近年横ばいで推移する一方、業務量は増加傾向にあり、業務効率化が急務となっていました。生成AIの活用により、職員はより創造的で高付加価値な業務に集中できる環境の整備を目指しています。

セキュリティ面では、都が独自に構築したクローズドな環境でA1を運用し、機密情報の漏洩防止策を講じています。また、生成された内容については職員による確認を必須とし、AI生成コンテンツの適切性を担保する仕組みも整備しました。職員向けには利用ガイドラインを策定し、研修も実施しています。

業界関係者によると、地方自治体による生成AIの本格導入は全国的に注目されており、東京都の取り組みが他の自治体にも波及する可能性が高いとみられています。特に政令指定都市や中核市では、同様の導入を検討する動きが活発化しているとの報道もあります。

一方で、AI利用に伴う新たな課題も指摘されています。生成AIの回答精度や、職員のAIリテラシー向上、市民への説明責任などが今後の検討課題となりそうです。都では運用状況を定期的に検証し、必要に応じてシステムの改善を図る方針を示しています。

今回の大規模導入により、東京都は行政のデジタル変革(DX)を一層加速させる構えです。将来的には市民向けサービスへのAI活用拡大も視野に入れており、スマート都市実現に向けた重要な一歩となることが期待されます。他の自治体の動向とあわせて、日本の行政におけるAI活用の本格化を示す象徴的な事例として注目を集めそうです。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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