高性能AI「ミトス」にシステム弱点、金融庁が3メガ銀と対策協議へ
危険すぎて一般公開されていない高性能AI「ミトス」にシステム弱点が発見され、片山金融相が3メガ銀行などとの会合開催を決定。
高性能AI「ミトス」のシステムに重大な弱点が特定されたことを受け、片山金融相は4月22日、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガ銀行などとの緊急会合を開催する方向で調整に入りました。関係者によると、このAIシステムは危険すぎるとして一般公開が見送られていましたが、新たに発見された脆弱性により、金融システムへの潜在的なリスクが懸念されています。
ミトスは、従来のAIシステムを大幅に上回る処理能力と学習機能を持つ次世代型AIとして開発されました。その性能の高さゆえに、サイバーセキュリティや金融システムの安定性に与える影響が計り知れないことから、開発段階で一般への公開が制限されていました。しかし、今回特定されたシステム弱点により、悪意ある第三者による悪用の可能性が指摘されています。
金融庁は今回の脆弱性について、特に銀行のオンラインシステムや決済インフラへの影響を重視しています。業界関係者によると、ミトスの処理能力を悪用された場合、既存のサイバーセキュリティ対策では対応が困難になる可能性があるとみられています。このため、金融相は3メガ銀行のほか、地方銀行や信用金庫の業界団体との協議も検討しています。
今回発見された弱点は、ミトスの学習アルゴリズムの一部に存在するとされ、外部からの特定の入力パターンにより予期しない動作を引き起こす可能性が指摘されています。セキュリティ専門家は、この脆弱性が金融取引システムに影響を与えた場合、取引の停止や顧客データの漏洩リスクが生じる恐れがあると警告しています。
国際的にも、ミトスの脆弱性への対応が注目されています。米国の金融監督当局も同様の懸念を表明しており、日米間での情報共有と対策協議が進められる見通しです。欧州でも、EU加盟国の金融当局がミトスを利用する金融機関への監視を強化する方針を示しています。
片山金融相は今回の会合で、金融機関に対してミトス関連システムの利用状況の報告と、セキュリティ対策の強化を求める方針です。また、金融庁は今後数週間以内に、AI技術を活用する金融機関向けの新たなガイドラインを策定する予定としています。業界では、AIの高度化に伴うリスク管理の重要性が改めて浮き彫りになったとの見方が広がっています。
