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Google、新型AIチップ2種類を発表 生成AI処理能力を大幅向上

Google、新型AIチップ2種類を発表 生成AI処理能力を大幅向上

Googleが新型AIチップ2種類を発表し、生成AI処理能力の大幅向上を実現。クラウドサービスでの競争力強化を図る。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年4月23日
約2分

米Google(グーグル)は23日、生成AI処理に特化した新型AIチップ2種類を発表しました。同社が独自開発するTensor Processing Unit(TPU)シリーズの最新世代となる「TPU v6」と、エッジデバイス向けの「Edge TPU v3」で、従来モデルと比較して処理性能と電力効率を大幅に改善したとしています。

TPU v6は、大規模言語モデル(LLM)の学習と推論処理において、前世代のTPU v5と比較して最大4.7倍の性能向上を実現しました。メモリ容量も従来の32GBから128GBに拡張され、より複雑なAIモデルの処理が可能になります。一方、Edge TPU v3は、スマートフォンやIoTデバイスなど小型機器での生成AI処理を想定し、消費電力を前世代比60%削減したとみられます。

新チップは、Googleの生成AI「Gemini」シリーズの処理基盤として活用される予定です。Google Cloud Platform(GCP)での提供も計画されており、外部企業がAIサービス開発に利用できる環境が整備されます。業界関係者によると、これらのチップは2026年第3四半期から段階的に実用化される見通しです。

AI半導体市場では、エヌビディアが圧倒的なシェアを占める中、大手テック企業による独自チップ開発が加速しています。Amazon Web Services(AWS)の「Inferentia」、Meta(旧Facebook)の「MTIA」など、各社が自社サービスに最適化されたAIチップの開発を進めており、競争が激化している状況です。

調査会社の推計によると、世界のAI半導体市場は2025年の約700億ドル(推計)から、2030年には2000億ドル規模まで拡大する可能性があるとされています。この市場でGoogleが独自チップを展開することで、外部調達コストの削減と技術的な差別化を図る戦略とみられます。

今回の発表により、GoogleはAIインフラの自給率向上と、Google Cloudでの競争力強化を目指します。特にエンタープライズ向けAIサービスの拡充により、Microsoft AzureやAWSとの競争において優位性の確保を狙っているとみられます。新チップの実用化が進めば、AI開発コストの削減と処理速度の向上により、より高度なAIサービスの普及が期待されます。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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