最上川舟下り川開き、台湾中心のインバウンドで7万人乗船目指す
山形県戸沢村で最上川舟下りの川開きが行われ、台湾を中心としたインバウンド需要の好調を背景に年間7万人の乗船を目標とすることが発表されました。
山形県戸沢村で4月23日、最上川舟下りの2026年シーズンの川開きが行われました。同村では台湾を中心としたインバウンド観光客の需要が好調に推移しており、今年度は年間7万人の乗船を目標に掲げています。
最上川舟下りは、松尾芭蕉が奥の細道で「五月雨をあつめて早し最上川」と詠んだことでも知られる日本三大急流の一つ、最上川を船頭の案内で下る観光コースです。戸沢村の草薙港から大石田町の大石田港までの約12キロメートルを約1時間かけて舟で下り、四季折々の自然美を楽しむことができます。
近年、同舟下りでは台湾からの観光客が大幅に増加しています。業界関係者によると、2025年度の乗船者数は推計で約6万2000人となり、そのうち約4割がインバウンド観光客で占められたとみられます。特に台湾からの観光客が全体の約3割を占める状況となっています。
インバウンド需要の拡大背景には、台湾での日本の地方観光地への関心の高まりがあります。SNSでの情報発信や現地旅行会社との連携強化により、最上川舟下りの認知度が台湾で向上しています。また、新型コロナウイルスの影響が収束したことで、2024年以降は台湾からの観光客数が急速に回復しています。
戸沢村では、インバウンド観光客への対応強化も進めています。多言語対応のパンフレットの作成や、船頭への外国語研修の実施、Wi-Fi環境の整備などを通じて、外国人観光客の満足度向上に取り組んでいます。さらに、台湾の旅行会社との提携を拡大し、パッケージツアーの充実を図っています。
一方で、インバウンド需要の増加に伴い、繁忙期の混雑対応や安全管理体制の強化が課題となっています。村では船舶の増便や予約システムの改善、安全講習の充実などの対策を講じています。また、持続可能な観光の実現に向けて、自然環境の保護と観光振興の両立を図る取り組みも進めています。
今後の展望について、関係者は台湾以外の東南アジア諸国からの観光客誘致にも注力する方針を示しています。地域経済への波及効果も期待される中、最上川舟下りは山形県の重要な観光資源として、さらなる発展が見込まれています。

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →