道東ノロッコ号が今シーズン運行開始 現車両は今年度で引退
道東の大自然を走る観光列車ノロッコ号が今シーズンの運行を開始しました。現在の車両は今年度で見納めとなります。
JR北海道は25日、道東エリアを走る観光列車「ノロッコ号」の2026年シーズンの運行を開始したと発表しました。釧路湿原ノロッコ号と摩周・阿寒ノロッコ号の2路線で運行され、多くの観光客が道東の雄大な自然を車窓から楽しんでいます。ただし、現在使用されている車両は老朽化のため、今年度をもって引退することが決まっており、ファンにとっては最後のシーズンとなります。
釧路湿原ノロッコ号は釧路駅と塘路駅を結ぶ約27キロメートルの区間を運行し、日本最大の湿原である釧路湿原の絶景を堪能できる人気の観光列車です。一方、摩周・阿寒ノロッコ号は摩周駅と阿寒駅を結び、摩周湖や阿寒湖周辺の美しい自然を楽しむことができます。両路線とも、通常の電車よりもゆっくりとした速度で運行されるため、乗客は車窓からの景色をじっくりと楽しむことができます。
ノロッコ号は1989年に運行を開始し、37年間にわたって道東観光の目玉として親しまれてきました。特に春から秋にかけての観光シーズンには、道内外から多くの観光客が乗車し、年間利用者数は推計で約8万人とみられています。車両は窓が大きく設計されており、開放感のあるトロッコ車両も連結されているため、自然との一体感を味わえることが特徴です。
しかし、現在のノロッコ号に使用されている車両は製造から30年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、JR北海道は安全面を考慮して今年度での運行終了を決定しました。部品の調達も困難になってきており、維持費も年々増加していることが背景にあります。鉄道ファンや観光関係者からは惜しむ声が上がっており、SNSでは「最後の乗車記念」として投稿する利用者も見受けられます。
道東地域の観光業界では、ノロッコ号の終了による観光への影響を懸念する声もあります。釧路湿原や阿寒摩周国立公園は北海道を代表する観光地であり、ノロッコ号は重要な観光資源の一つとして位置付けられていました。地元の観光協会では、代替となる観光プランの検討や、他の交通手段との連携強化を進めているとされています。
一方で、JR北海道では新たな観光列車の導入についても検討を進めているとみられます。近年、全国各地で観光列車の人気が高まっており、北海道でも「流氷物語号」などの季節限定観光列車が好評を得ています。業界関係者は、環境に配慮した新型車両の導入や、より快適な車内設備を備えた次世代の観光列車への期待を寄せています。
今シーズンのノロッコ号は10月末まで運行予定で、特に紅葉シーズンには例年以上の混雑が予想されます。JR北海道では、最終シーズンを記念した特別イベントの開催も検討しており、37年間の歴史に幕を下ろすノロッコ号への感謝を込めた企画が準備される見込みです。道東の大自然とともに歩んできた観光列車の最後の姿を一目見ようと、今後さらに多くの観光客が訪れることが予想されます。

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →