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日本製半導体製造装置の販売高、初の5兆円突破

日本製半導体製造装置の販売高、初の5兆円突破

2025年度の日本製半導体製造装置の販売高が初めて5兆円を突破し、AI需要の拡大と技術優位性が背景にあるとみられます。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年4月26日
約2分

日本半導体製造装置協会(SEAJ)の発表によると、2025年度の日本製半導体製造装置の販売高が初めて5兆円の大台を突破したことが明らかになりました。これは前年度比で約28%の増加となり、当初予想を大幅に上回る結果となっています。

この大幅な増加の背景には、生成AI(人工知能)ブームによる高性能半導体の需要急拡大があります。データセンター向けのGPUや高帯域メモリ(HBM)の製造において、日本企業が持つ高精度な製造装置技術への需要が世界的に高まっています。特に、先端プロセス向けのエッチング装置や成膜装置などで日本企業が技術的優位性を維持していることが、売上高押し上げの主要因となっています。

地域別では、韓国向けが全体の約35%を占め最大の輸出先となっており、次いで台湾が約25%、中国が約20%となっています。韓国のサムスン電子やSKハイニックスなどがメモリ半導体の増産を進める中、日本製装置への依存度が高まっているとみられます。一方、米中貿易摩擦の影響で中国向けは前年同期比で減少傾向にあります。

企業別では、東京エレクトロンが約45%のシェアを占めトップを維持しており、次いでSCREEN ホールディングス、ディスコなどが続いています。これらの企業は、5ナノメートル以下の先端プロセスに対応した装置開発を積極的に進めており、技術革新が売上拡大に直結している状況です。

業界関係者は、この成長トレンドについて「AI需要の本格化はまだ初期段階にある」と分析しており、2026年度も引き続き高い成長が期待されるとの見方を示しています。ただし、地政学的リスクや半導体市場の循環性を考慮すると、持続的な成長には技術革新の継続が不可欠とする声もあります。

今後の展望として、量子コンピューティングや次世代通信技術の実用化に向けた新たな半導体需要が見込まれることから、日本の半導体製造装置産業はさらなる技術開発と市場拡大の機会に直面しています。政府も半導体戦略の一環として製造装置産業への支援を強化する方針を示しており、国際競争力のさらなる向上が期待されます。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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