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最新AI「ミュトス」悪用懸念で経産相が電力各社に緊急点検要請

最新AI「ミュトス」悪用懸念で経産相が電力各社に緊急点検要請

悪用の可能性が指摘される最新AI「ミュトス」について、経済産業相が電力事業者に対してシステムの緊急点検と結果報告を要請しました。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年5月2日
約2分

経済産業省は2日、悪用懸念が指摘されている最新AI「ミュトス」について、全国の電力事業者に対してシステムの緊急点検を実施するよう要請したと発表しました。同省は各事業者に対し、点検結果の詳細な報告も求めており、電力インフラの安全性確保に向けた対応を急いでいます。

「ミュトス」は高度な推論能力を持つとされる次世代AIモデルで、複雑な制御システムへの介入能力が懸念されています。特に電力網のような重要インフラにおいては、AIの不正利用により大規模な停電や設備の誤作動が引き起こされる可能性があるとして、サイバーセキュリティ専門家らが警鐘を鳴らしていました。

今回の緊急点検要請は、国内の主要電力会社10社と新電力事業者約700社が対象となります。点検項目には、AIアクセス制御システムの状況確認、不審なネットワーク活動の検出、従業員のAI利用状況の調査などが含まれています。各事業者は1週間以内に初期報告を、2週間以内に詳細な調査結果を経産省に提出することが求められています。

電力業界では近年、業務効率化や予測精度向上を目的としたAI導入が急速に進んでいます。発電量の最適化や設備保守の自動化など、AI技術の活用範囲は拡大の一途をたどっており、業界関係者によると、主要電力会社では平均して年間IT予算の30%程度をAI関連投資に充てているとみられます。

一方で、AIの高度化に伴うセキュリティリスクへの対応は課題となっています。海外では既に、AI技術を悪用したサイバー攻撃が電力インフラを標的とした事例も報告されており、各国政府が対策強化に乗り出している状況です。国内でも昨年、複数の電力会社で不審なシステムアクセスが検知されたとの報道もありました。

経産省では今回の点検結果を踏まえ、電力インフラにおけるAI利用に関する新たなガイドラインの策定を検討するとしています。また、他の重要インフラ分野についても同様の点検要請を行う可能性があり、AI技術の安全な活用に向けた包括的な対策が求められる状況となっています。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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