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衆院憲法審が緊急事態条項案を検討、大規模災害時の議員任期延長を想定
速報政治

衆院憲法審が緊急事態条項案を検討、大規模災害時の議員任期延長を想定

衆院憲法審査会が緊急事態条項のイメージ案を検討し、大規模災害や感染症で選挙実施困難と認定した場合の議員任期延長について議論を行いました。

鈴木 凜
鈴木 凜
ニュース・政治・経済
2026年5月13日
約1分

衆議院憲法審査会は5月13日、憲法に緊急事態条項を設ける場合のイメージ案について検討を行いました。この案では、大規模災害や感染症の流行などにより選挙の実施が困難と認定された場合、国会議員の任期を延長できる仕組みが想定されています。

検討されているイメージ案によると、緊急事態の認定は国会の議決を経て行われ、衆参両院の議員任期や地方議会議員の任期延長が可能となります。延長期間については具体的な上限設定や、延長の可否を判断する基準の明文化が課題として挙げられています。

この議論の背景には、2011年の東日本大震災や2020年以降の新型コロナウイルス感染症の経験があります。特にコロナ禍では、各地の地方選挙で投票日の延期や投票所の感染対策などが課題となり、緊急時における民主的プロセスの継続性について議論が活発化していました。

現行の日本国憲法には明文の緊急事態条項は存在せず、災害対策基本法や新型インフルエンザ等対策特別措置法などの個別法で対応している状況です。憲法学の専門家の間では、緊急事態条項の必要性について見解が分かれており、民主主義や基本的人権への影響を懸念する声もあります。

審査会では、緊急事態の定義や発動要件、国会や内閣の権限のあり方についても継続的な検討を行う方針です。野党側からは、緊急事態条項の濫用防止策や司法審査のあり方について慎重な議論を求める意見が出されています。

今後、衆院憲法審査会では引き続き各党間での議論を重ね、緊急事態条項の具体的な制度設計について検討を進める見通しです。ただし、憲法改正には衆参両院でそれぞれ3分の2以上の賛成と国民投票での過半数の賛成が必要であり、実現までには相当な時間を要するとみられています。

鈴木 凜
鈴木 凜
ニュース・政治・経済

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