Google、自律型セキュリティ基盤「AI Threat Defense」を発表
Googleが人工知能を活用した自律型セキュリティ基盤「Google AI Threat Defense」を発表。企業のサイバー脅威対策を自動化する新たなクラウドサービス。
米Google社は30日、人工知能を活用した自律型セキュリティ基盤「Google AI Threat Defense」を正式発表しました。同サービスは企業向けのクラウドベースセキュリティソリューションで、AIが24時間365日体制でサイバー脅威を自動検知・対処する仕組みとなっています。
Google AI Threat Defenseは、同社のGemini AIモデルを基盤とし、機械学習アルゴリズムによってマルウェア、不正アクセス、データ漏洩などの脅威を瞬時に識別します。従来のセキュリティシステムと異なり、人間の介入なしに脅威への対応策を自動実行できる点が特徴です。業界関係者によると、これまで専門技術者が数時間かけて行っていた脅威分析を数秒で完了できるとみられています。
同サービスは段階的に展開される予定で、2026年第3四半期から北米企業向けにベータ版の提供を開始し、2027年初頭には日本を含むアジア太平洋地域でも利用可能になる見通しです。料金体系は利用企業の規模に応じた従量課金制となる予定ですが、具体的な価格は明らかになっていません。
企業のデジタル化が加速する中、サイバー攻撃の手法も高度化しており、セキュリティ対策の重要性が増しています。情報セキュリティ関連の市場調査では、世界のサイバーセキュリティ市場は2025年から2030年にかけて年平均成長率12%程度で拡大すると予測されており、AI技術を活用したセキュリティソリューションへの需要が特に高まっているとされています。
Googleの今回の発表は、マイクロソフトやアマゾンなど他の大手クラウド事業者との競争激化を背景としています。各社ともAI技術を活用したセキュリティサービスの開発に注力しており、企業向けクラウドサービス市場における新たな差別化要因となる可能性があります。
AI技術の急速な発展により、セキュリティ分野でも自動化・自律化の流れが加速しています。今回のGoogle AI Threat Defenseのような自律型セキュリティシステムが普及することで、企業のサイバー脅威対策がより効率的かつ効果的になることが期待されており、今後の企業のデジタルトランスフォーメーションを支える重要な基盤技術として注目されています。
