高市早苗首相は13日午前、G7サミット出席を含む欧州歴訪のため、民間チャーター機で羽田空港を出発しました。今回の首相の海外訪問では、政府専用機が両陛下の公務でご使用されるため、異例の民間機による移動となりました。
高市首相は出発前、「G7各国との連携を強化し、エネルギー調達や安全保障など山積する国際的課題への対応を主導していきたい」との意向を示したとされます。今回の欧州歴訪では、G7サミットのほか、複数の二国間会談も予定されており、約1週間の日程で実施される見通しです。
政府専用機の使用については、通常は首相の海外訪問が優先されますが、今回は両陛下の公務日程との重複により調整が困難となったもようです。政府専用機は2機体制で運用されているものの、整備や運航スケジュールの関係で、同時期の複数使用が制約される場合があります。
民間チャーター機による首相の海外訪問は近年では珍しく、運航コストや警備体制の観点から注目が集まっています。関係者によると、民間機使用による追加的な経費や安全確保のための特別措置が講じられているとみられます。
今回のG7サミットでは、ウクライナ情勢への対応や中国との経済安全保障、気候変動対策などが主要議題となる予定です。また、エネルギー価格の高騰が続く中、安定的なエネルギー調達に向けた国際協力の枠組み構築も重要なテーマとなる見込みです。
一方、国内では衆院定数削減に関する法案が与党内で了承されるなど、政治制度改革に向けた動きも活発化しています。高市首相の欧州歴訪中も、こうした国内政治課題への対応が並行して進められることになります。
高市首相は今回の歴訪を通じて、日本の国際的なプレゼンス向上と、G7をはじめとする主要国との関係強化を図る方針です。特にエネルギー安全保障分野での協力拡大や、新興国への共同支援策などで具体的な成果を目指すものとみられます。
