高市早苗首相は14日午前、主要7カ国首脳会議(G7サミット)出席のため、欧州歴訪に向けて羽田空港から政府専用機で出発しました。今回の歴訪では、G7サミットへの参加を中心に、二国間会談なども予定されています。
今回のG7サミットでは、エネルギー調達問題が主要議題の一つとなる見通しです。ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の不安定化により、エネルギー安全保障は各国共通の課題となっており、代替エネルギー源の確保や再生可能エネルギーの推進策について活発な議論が交わされるとみられます。
また、経済安全保障についても重要なテーマとして取り上げられる予定です。半導体や重要鉱物のサプライチェーン強化、先端技術の輸出管理などについて、G7各国間での連携強化が図られる見込みです。日本としても、これらの分野での国際協調の重要性を訴える方針とされています。
首相の欧州滞在は約1週間の予定で、G7サミット以外にも複数の二国間会談が調整されています。特に、エネルギー分野での協力や貿易関係の強化について、個別の協議が行われる可能性があります。また、国際情勢についても各国首脳との間で意見交換が予定されています。
政府関係者によると、今回のサミットでは気候変動対策についても重要な議題として扱われる予定です。2030年の温室効果ガス削減目標に向けた具体的な行動計画や、途上国への支援策について協議が行われるとみられます。日本は技術力を活かした貢献策を提案する方針です。
今回の欧州歴訪を通じて、高市首相は日本の立場を明確に発信し、G7各国との結束を確認することで、国際社会における日本の存在感を示したい考えです。特にエネルギー安全保障や経済安全保障の分野では、日本の技術力と経験を活かした建設的な提案を行い、国際協調の促進に貢献することが期待されています。
