愛知県「あいち健康の森公園」にPark-PFI活用の新公共空間がオープン
愛知県は、あいち健康の森公園にPark-PFI制度を活用した新たな公共空間「カラダうごかす森 Harappa」を開設すると発表しました。自然と運動が融合した新しい公園のあり方として注目を集めています。
愛知県は2026年6月23日、知事会見において、あいち健康の森公園(大府市・東浦町)にPark-PFI制度を活用した新しい公共空間「カラダうごかす森 Harappa」のオープンを正式に発表しました。Park-PFIとは、都市公園法に基づく「公募設置管理制度」のことで、民間事業者のノウハウや資金を活用して公園の魅力向上と収益施設の整備を同時に実現する仕組みです。全国の自治体で導入事例が増えており、愛知県の取り組みも注目されています。
「カラダうごかす森 Harappa」は、その名称が示す通り、体を動かすことをテーマに据えた野外型の公共空間です。あいち健康の森公園はもともと「健康」をコンセプトとした県立公園として整備されてきた経緯があり、今回の新エリアはそのコンセプトをさらに発展させた形となります。森の自然環境を生かしながら、運動や健康増進につながるアクティビティを気軽に楽しめる空間として設計されているとみられます。
Park-PFI制度は2017年の都市公園法改正によって創設され、以来、全国で導入する自治体が増加しています。この制度では、民間事業者が飲食店やスポーツ施設などの収益施設を公園内に設置・運営する代わりに、広場や園路といった公共施設の整備も担います。行政側は財政負担を抑えながら公園の質を高められるメリットがある一方、民間側は公園という安定した集客環境でビジネスを展開できる利点があります。
あいち健康の森公園は、大府市と東浦町にまたがる広大な県立公園で、これまでも健康づくりに関連した施設や緑豊かな自然環境が市民に親しまれてきました。今回のHarappaエリアの整備によって、従来の公園利用者に加え、アウトドアや体を動かすことに関心を持つ新たな層の来園も期待されます。地域の健康増進や交流の場としての役割が、さらに広がる可能性があります。
近年、コロナ禍を経て屋外での活動や健康意識への関心が高まっており、公園を単なる憩いの場としてだけでなく、積極的に体を動かす場として活用する動きが全国的に広がっています。「カラダうごかす森 Harappa」はそうした社会的なニーズに応える形の施設として位置づけられており、専門家の間でも地域密着型の健康促進インフラとして評価する見方があります。
今後、「カラダうごかす森 Harappa」では、日常的な運動習慣の定着を後押しするイベントやプログラムの展開も想定されるとみられます。Park-PFI制度を通じた民間活力の導入により、持続可能な運営体制が確保されれば、長期にわたって地域住民の健康づくりを支える拠点として機能することが期待されます。愛知県のこの取り組みが、他の自治体にとっても公園活用の新たなモデルケースとなるか、引き続き注目されます。
