港区観光協会がオンラインショップ開設、地域の魅力商品を全国へ
港区観光協会が本日正午、オンラインショップ『MINATO CITY SELECT』を開設した。地域の魅力的な商品を全国に発信し、観光振興を図る。
港区観光協会は25日正午、オンラインショップ『MINATO CITY SELECT』を開設した。同ショップは港区内の老舗店舗や人気ブランドの商品を扱い、全国の消費者に港区の魅力を発信することを目的としている。開設初日から約150品目の商品を取り扱い、今後さらに拡充予定だという。
取り扱い商品は、赤坂や六本木、麻布などの老舗和菓子店の銘菓から、青山・表参道エリアのセレクトショップオリジナル商品まで幅広く展開。特に人気が高いとされるのは、創業100年を超える老舗料亭の調味料セットや、港区内のミシュラン星付きレストランが監修したお取り寄せグルメなど、地域性を活かした高品質商品だ。価格帯は500円から50,000円まで設定されている。
港区観光協会の田中事務局長は「コロナ禍で観光客数が大幅に減少した2020年以降、新たな観光振興策として検討を重ねてきた。オンラインショップを通じて全国の方々に港区の魅力を知っていただき、実際に足を運んでいただくきっかけにしたい」と開設の狙いを説明した。
港区の観光客数は2019年には年間約2,800万人を記録していたが、2020年には約1,200万人まで減少。2025年には約2,400万人まで回復したものの、依然として完全回復には至っていない。このような状況下で、物理的な来訪に依存しない新たな観光振興策として、オンライン事業への参入を決定したという。
開設記念として3月末まで送料無料キャンペーンを実施するほか、購入者の中から抽選で港区内の高級ホテル宿泊券をプレゼントする企画も用意されている。また、商品購入時に港区の観光スポット情報も併せて発信し、実際の来訪につなげる仕組みも導入した。
全国の自治体では近年、地域産品のオンライン販売に力を入れる動きが加速している。特に観光業界では、デジタル技術を活用した新たな誘客策として注目されており、港区の取り組みも他自治体のモデルケースとなる可能性がある。同協会では初年度の売上目標を5,000万円に設定し、3年後には1億円規模への拡大を目指している。