外務省と「地球の歩き方」がODA紹介でコラボ、観光で国際協力を身近に
外務省が旅行ガイドブック「地球の歩き方」と連携し、観光地でODA(政府開発援助)の取り組みを紹介する新たな試みを開始しました。
外務省は18日、人気旅行ガイドブック「地球の歩き方」を発行する地球の歩き方社と連携し、観光地を訪れる日本人旅行者にODA(政府開発援助)の取り組みを紹介する新たなプロジェクトを開始すると発表しました。観光を通じて国際協力への理解を深めてもらう狙いがあります。
このコラボレーションでは、「地球の歩き方」の各国版ガイドブックに、日本のODAで建設された施設や支援プロジェクトの情報を観光スポットとして掲載します。対象となるのは、空港、港湾、病院、学校、道路などの社会インフラから、文化遺産保護や環境保全に関する取り組みまで多岐にわたります。
日本のODA予算は2025年度で約5,500億円規模とされており、アジア、アフリカ、中南米など約150の国と地域で様々な支援活動が展開されています。しかし、外務省の調査によると、日本国民のODAに対する認知度は近年低下傾向にあり、「内容をよく知っている」と回答する人は全体の約15%にとどまっているとみられます。
新しい取り組みでは、ガイドブックの紙面だけでなく、デジタル版やウェブサイトでもODA関連情報を提供します。QRコードを活用した多言語対応も予定されており、現地を訪れた際にスマートフォンで詳細な支援内容や成果を確認できる仕組みを構築する方針です。また、SNSとの連携により、旅行者が現地でODA施設を訪問した体験を共有できるプラットフォームも整備されます。
業界関係者によると、近年の海外旅行では単なる観光だけでなく、現地の歴史や文化、社会情勢に関心を持つ旅行者が増加しているといいます。特に若い世代では、旅行先での学びや体験を重視する傾向が強く、こうしたニーズに応える形でのコンテンツ提供が期待されています。
コロナ禍を経て、2024年の日本人海外旅行者数は約1,800万人まで回復したと報道されており、2025年以降はさらなる増加が見込まれています。外務省では、この機会を活用してODAへの理解促進と国際協力への関心喚起を図りたい考えです。今回のプロジェクトは2026年夏頃から順次開始され、まずは東南アジア諸国を中心とした約20カ国のガイドブックで展開される予定です。

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →