国会会期、17日に延長議決へ 「副首都」法案の再可決も視野に
政府・与党は今国会の会期を1週間程度延長する方針を固め、7月17日に議決する方向で調整している。懸案となっている「副首都」関連法案の再可決も視野に入れており、会期末に向けた国会運営が注目される。
政府・与党は、今通常国会の会期を1週間程度延長する方針を固め、7月17日に衆参両院の本会議で延長を議決する方向で最終調整に入ったことが分かりました。現行の会期末が迫る中、積み残しとなっている重要法案の処理を急ぐ狙いがあるとみられます。
延長の焦点の一つとなっているのが、「副首都」構想に関連する法案です。与党側は参議院で否決または審議未了となった場合でも、衆議院での再可決を視野に入れており、会期延長によって手続き上の時間的余裕を確保する狙いがあると報じられています。衆議院での再可決には、出席議員の3分の2以上の賛成が必要とされており、与党が安定した議席数を有しているかどうかが鍵を握る情勢です。
今通常国会では、「自動車産業脱炭素化推進法案」をはじめとする複数の重要法案が提出されており、審議日程の確保が与党にとって急務となっています。自動車産業脱炭素化推進法案は、2035年を目標に国内の新車販売における電動車比率の引き上げを促進するための制度的枠組みを整備するものとされており、経済界からも早期成立を求める声が上がっているとみられます。
一方、野党側は会期延長に対して慎重または反対の姿勢を示しており、「副首都」法案の再可決については「民意を無視した強引な国会運営だ」などとして批判を強めているとされています。会期延長の幅や対象法案をめぐっては、与野党間での駆け引きが続いており、17日の議決に向けた最終的な調整が注目されています。
会期延長は今国会において今回が初めてとなる見通しで、延長幅は「1週間程度」と報じられています。ただし、審議状況によってはさらなる延長が検討される可能性も排除できない状況です。国会関係者の間では、会期末に向けて与野党の攻防が一段と激化するとの見方が広がっています。
今後は、17日の会期延長議決後に各委員会での審議がどのように加速されるかが焦点となります。「副首都」法案の再可決が実現するかどうかは、地方分権や首都機能の在り方をめぐる議論にも大きな影響を与えるとみられており、与党の国会運営の巧拙が問われる局面を迎えています。また、脱炭素関連法案など経済・産業政策に直結する法案の行方も引き続き注視が必要です。
