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100年前の観光パンフレット鳥瞰図31点、安曇野市豊科で展示

100年前の観光パンフレット鳥瞰図31点、安曇野市豊科で展示

安曇野市豊科郷土博物館で、大正から昭和初期に作られた観光パンフレットの鳥瞰図31点を紹介する夏季企画展が開かれています。会期は9月27日までです。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年8月22日
約2分

安曇野市豊科郷土博物館では、夏季企画展「鳥瞰図が伝える風景」が開かれています。日本が「空前の観光ブーム」に沸いた大正から昭和初期にかけて、信州に観光客を呼び込むために作成された観光パンフレットの鳥瞰図31点が展示されています。

鳥瞰図とは、上空から斜めに見下ろしたように描かれた絵図のことです。企画展では、当時携行サイズだった観光パンフレットを拡大印刷し、来場者が細部まで見られるようにしています。紹介したい観光地や温泉地を大きく強調し、実際には見えない位置の景勝地まで描き込まれているのが特徴で、当時の人々が郷土のどこを自慢とし、何を観光地として発信しようとしていたのかがうかがえる内容になっています。

展示されている鳥瞰図の一つ、昭和10(1935)年に長野県観光協会が発行した「観光信州」に掲載された図では、県内各地の温泉地や善光寺が描かれている一方、安曇野についての記載は少なくなっています。また松本の部分には松本城についての説明が付されておらず、当時は城が観光名所として強く意識されていなかったことがうかがえます。

一方、昭和9年の北アルプス中部山岳国立公園指定を記念して作られたとみられる「中部山岳国立公園と信濃鉄道」という鳥瞰図では、平野部の観光地よりも上高地や穂高連峰といった山岳、登山道が詳細に描かれています。この違いから、当時「山岳」を新たな観光資源として売り出そうとした熱意が伝わる展示内容となっています。

展示作品には、吉田初三郎や金子常光といった著名な鳥瞰図作家の手によるものから、作者不明の作品まで幅広く含まれています。長い文章よりも一目で魅力が伝わる鳥瞰図は、鉄道会社や市町村が競って観光客を呼び込もうとした当時の宣伝手法をよく示すものとなっています。

会期にあわせて、原明芳館長による講演会「安曇野観光事始め」が8月29日午後1時30分から開かれます。定員は30人で、事前の申し込みが必要です。問い合わせや申し込みは安曇野市豊科郷土博物館(電話0263・72・5672)で受け付けています。

企画展「鳥瞰図が伝える風景」の会期は9月27日までで、月曜日と祝日の翌日は休館となります。会期中には関連イベントも予定されており、戦前の観光パンフレットが描いた信州の姿を通じて、当時の観光振興の様子や地域の変遷を振り返る機会として、地元住民や観光関係者の関心を集めそうです。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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