共同通信調査で高市内閣支持率50.2%、最低更新 連日のX投稿にも批判
8月23日発表の共同通信の世論調査で高市内閣の支持率が50.2%となり、発足以来の最低を更新しました。連日続く高市早苗首相のX投稿への批判も強まっています。
8月23日に共同通信が発表した最新の世論調査で、高市内閣の支持率が50.2%となり、発足以来の最低を更新しました。逆風が強まるなか、高市早苗首相(65)が連日続けているX(旧ツイッター)への積極的な投稿が、ネット上で大きな話題となっています。
8月21日、高市首相はかねて尊敬を公言している英国の元首相マーガレット・サッチャー氏の言葉や論語を引用しながら自身の政治姿勢について長文をつづり、これまで国会で説明してきた「中傷動画等をめぐる疑惑」や「サナエトークンを巡る疑惑」についても改めて関与を否定する投稿を行いました。
翌22日には、公邸で打ち合わせや執務を行っていることを説明し、「公邸も職場」という趣旨の投稿を実施。職員やSPを含む警護の負担軽減のため、あえて公邸で職務にあたっているとしたほか、同日の別の投稿では「公邸にはオバケが出る」という噂に触れ、実際にはゴキブリに遭遇して叫び声を上げていたというエピソードを披露しました。これらを含め、22日午前中だけで計4本、合計3000字以上の長文がXに投稿され、17日から24日までの間に投稿されたポストの数は30本に上ったと報じられています。
こうしたSNSでの発信をめぐっては、以前から指摘が相次いでいました。7月20日には、支持率低下が報じられた直後に、アイロンがけや裁縫も自身でこなしながら「0時間〜3時間睡眠が常態化」しているとする投稿を行い、睡眠時間を削って仕事に励んでいることを報告。しかし、これが「寝てないアピール」と受け取られたうえ、危機管理上の問題も指摘され、大きな批判を浴びる結果となりました。
さらに8月23日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)でも、高市首相のSNS発信が取り上げられました。番組では8月14日にXへ5回にわたって投稿された物価高対策についての長文が紹介され、経済学者の成田悠輔氏(40)は、頻繁な投稿と並行して「寝る時間もありません」といった激務アピールも行っている点を指摘し、「すごい“残念な社会人”の典型だな、と思ってます」とコメントしました。
積極的なX発信が波紋を呼ぶなか、ネット上では高市首相の“X好き”を象徴する過去の動画も掘り起こされています。最終的に3位に終わった’21年9月の自民党総裁選さなかに公開されたYouTube動画「令和3年9月19日 高市早苗メッセージ@自民党総裁選挙」では、背景に当時のTwitterに寄せられた支持者からの応援メッセージを印刷した紙が壁一面に貼られていたことが確認でき、5年が経った今になって驚きや困惑の声が相次いでいます。
政治ジャーナリストからは、総理の仕事ぶりを伝えること自体は問題ないものの、発信の頻度や内容によっては「自分はこれだけ頑張っている」という自己アピールと受け取られかねないとの指摘も出ています。国会への出席回数の少なさがかねて指摘されてきた立場だけに、SNSでの発信が支持者以外の層には逆効果になっている可能性も指摘されています。
支持率50.2%という発足以来最低の数値を受け、高市内閣は今後、SNSとの距離感を含めた発信のあり方を見直す局面を迎えるとみられます。国会での説明責任の果たし方とあわせて、政権運営全体への影響が注目されます。

