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高校サッカー部員がフットサル代表候補に、新育成策から6人選出

高校サッカー部員がフットサル代表候補に、新育成策から6人選出

日本サッカー協会が2026年から始めた「クロス交流キャラバン」を通じ、高校サッカー部出身の6選手がU-18フットサル日本代表候補に選出されました。サッカーとフットサルの垣根を越えた新たな育成策が成果を上げています。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年9月1日
約3分

日本サッカー協会(JFA)は8月25日、U-18フットサル日本代表候補を発表し、このうち6選手が高校サッカー部などを対象とした新たな育成策「クロス交流キャラバン」の参加者から選ばれました。同キャラバンは2026年から始まった取り組みで、サッカーの有望選手をフットサルの世界に呼び込むことを狙いとしています。

クロス交流キャラバンは、全国6カ所でU-18年代の有力なフットサル専門チームとJリーグ下部組織、高校サッカー部を集めて実施されました。前半は総当たり戦を8分間1本勝負で行い、出場選手の中から20人を選抜。後半は選抜された選手たちがJFA公認指導者による約70分間のフットサル指導を受ける形式で進められました。8月7日には立川ドームで関東地区の交流戦が行われ、立川アスレティックFC U-18やペスカドーラ町田U-18のほか、國學院久我山高校、駒澤大学高校、成立学園高校、実践学園高校のサッカー部選手が参加しています。

この取り組みを主導しているのは、元フットサル日本代表選手でJFA育成ダイレクターを務める佐藤亮氏です。佐藤氏は2018年の現役引退後、帝京長岡高校サッカー部やFリーグ・シュライカー大阪でコーチを歴任し、2020年からは大阪成蹊大学フットサル部の監督として大学選手権3連覇を達成、2025年からフットサル日本代表のコーチングスタッフにも加わっています。JFAは2019年まで「タレントキャラバン」という類似の育成活動を行っていましたが同年に終了しており、育成ダイレクターに就任した佐藤氏らが地域の競技環境整備の必要性を感じ、新たな形での育成事業として発案したのがクロス交流キャラバンだといいます。

背景には競技人口の大きな差があります。JFAのデータによると、サッカーの登録選手数はU-15年代で21万6612人、U-18年代で14万8967人に上る一方、フットサルの登録選手数はU-15が1933人、U-18が2593人にとどまっています。佐藤氏は、現在フットサルに登録している約4500人の選手を継続的に増やす努力は必要としつつも、フットボール全体では既に約37万人規模の競技人口がある事実に着目し、その可能性を自ら閉ざす必要はないとの考えから今回の取り組みに踏み切ったといいます。

開催地域の選定には、Fリーグでプレーする選手やフットサルA代表選出選手の出身地域を調べた「Fリーグのパスウェイ調査」のデータが活用されました。実績のある地域として関東、北信越、東海、関西、北海道の5地域が選ばれ、最も多くの選手を輩出している関東では3月と8月の2回にわたって活動が実施されました。関西地区の活動ではヴィッセル神戸U-18のパフォーマンスが際立ち、佐藤氏はそのポテンシャルの高さに驚かされたと振り返っています。

参加した高校サッカー部の選手たちからも手応えの声が上がっています。関東での交流戦で初めてフットサルの指導を受けた駒澤大学高校のGK隄光太朗選手は、トレーニングメンバーに選抜されたことを喜んでいたといいます。普段サッカーをプレーする選手の中にはフットサル専用シューズを持たず、ランニングシューズや体育館履きで参加した選手もいましたが、そうした選手が好プレーを見せる場面もあり、専用シューズを履けばさらなる成長が期待できるとの見方も示されています。

今回、6人もの高校サッカー部出身選手がU-18フットサル日本代表候補入りしたことは、競技の垣根を越えた育成策の有効性を示す一つの成果といえそうです。今後も各地域のサッカー関係者からの関心が集まっており、JFAは開催地域の視察対応なども通じて理解の拡大を図っていくとみられます。マイナースポーツとしての普及と才能発掘という課題に対し、サッカーとフットサルの交流をどう継続・発展させていくかが今後の焦点になりそうです。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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