半導体製造装置の世界販売、2025年は15%増 日本勢も先端向けが好調
2025年の半導体製造装置の世界販売額が前年比15%増となったことが明らかになりました。日本企業も先端半導体向け装置の需要拡大に支えられています。
2025年の半導体製造装置の世界販売額が前年比15%増となったことが業界関係者の間で報告されています。この成長は、人工知能(AI)や高性能コンピューティング向けの先端半導体需要の急拡大が主要因とみられており、日本の装置メーカーもこの恩恵を受けています。
半導体製造装置市場は、2024年に一時的な調整局面を迎えていましたが、2025年に入ってから急速な回復を見せています。特に、生成AI関連のデータセンター向け需要や、自動車の電動化に伴う車載半導体の需要増加が市場をけん引しています。
日本の半導体装置メーカーは、先端半導体の製造に不可欠な露光装置や成膜装置、エッチング装置などで高い技術力を持っています。これらの分野では、7ナノメートル以下の最先端プロセスに対応した装置の需要が特に強く、技術的優位性を持つ日本企業にとって追い風となっています。
地域別では、台湾、韓国、中国の主要半導体メーカーからの受注が堅調に推移しています。また、米国でも半導体製造拠点の国内回帰政策により、新たな工場建設プロジェクトが相次いでおり、装置需要の底上げに寄与しています。
一方で、地政学的な緊張により、一部の地域では装置の輸出管理が強化されており、業界関係者は慎重な対応を求められています。特に先端技術に関わる装置については、各国の規制動向を注視しながら事業展開を進める必要があります。
2026年の市場見通しについては、AI需要の継続的な拡大と、次世代通信技術の普及により、引き続き堅調な成長が期待されています。業界関係者は、技術革新のスピードが加速する中で、装置メーカーの競争力がますます重要になるとの見方を示しています。
