WILLER ACROSS、高速バス網を活用した「移動×エンタメ」事業を本格始動
全国約500路線・会員900万人超の基盤を持つWILLER ACROSSが、コンテンツホルダーやイベント主催者のファンマーケティングを支援する新事業を開始した。
高速バス事業を展開するWILLER ACROSSは2026年6月30日、「移動×エンタメ」をテーマにした新たなソリューション事業の開始を発表しました。全国約500路線にわたる高速バスネットワークと、900万人を超える会員基盤を活用し、コンテンツホルダーやイベント主催者に向けたファンマーケティング支援を本格的に提供していきます。
この新事業は、移動そのものをエンターテインメント体験の一部として位置づける点が特徴です。コンサートやスポーツ観戦、アニメ聖地巡礼など各種イベントへの往来に使われる高速バスを、単なる「移動手段」から「体験価値を高める接点」へと転換させることを目指しています。具体的には、バス車内でのコンテンツ配信や、乗車前後のファン向けキャンペーン施策などが想定されます。
WILLER ACROSSが保有する900万人超の会員データは、年齢・性別・利用路線・移動目的など多様な属性を含むとみられており、コンテンツホルダーやイベント主催者にとっては精度の高いターゲティングが可能になる点が大きな魅力です。特に地方開催のフェスや公演への誘客促進において、交通手段の確保とプロモーションを一体化できる点は業界関係者から注目を集めています。
背景には、エンタメ・イベント市場の回復と地方分散化の流れがあります。近年、大都市圏に集中していたコンサートや展覧会が地方都市でも積極的に開催されるようになっており、首都圏からの「遠征」需要が増加傾向にあるとみられます。一方、新幹線や航空機に比べてコストを抑えられる高速バスは、若年層や学生層のファンにとって主要な移動手段であり、この層へのリーチ手段としての価値が高まっています。
また、インバウンド需要の高まりも事業拡大の追い風となる可能性があります。外国人旅行者が地方のエンタメスポットや祭りを訪れるケースが増加しており、多言語対応の高速バスサービスとコンテンツマーケティングを組み合わせた施策は、訪日客の取り込みにも寄与するとみられます。
業界関係者の間では、「移動データ」と「エンタメ消費データ」を掛け合わせたマーケティングの可能性に対する関心が高まっています。ライブエンタメ市場は国内で数千億円規模に達するとの推計もあり、そこへ向かうファンの移動行動を起点にしたアプローチは、従来のデジタル広告とは異なる新たなチャネルとして注目されています。
今後WILLER ACROSSは、音楽・スポーツ・アニメ・地域イベントなど幅広い分野のコンテンツホルダーとの連携を広げ、「移動×エンタメ」エコシステムの構築を進める方針とみられます。高速バス業界がインフラ提供にとどまらず、エンタメビジネスの担い手へと進化できるか、今後の展開が注目されます。

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →