日経平均が反落、前日比1320円安――韓国株下落・半導体売りが重なる
7月13日の東京株式市場で日経平均株価が大幅に反落し、前日比1,320.35円安の67,237.38円で取引を終えた。韓国株市場の急落が売り材料となったほか、一部半導体銘柄への売りや中東情勢への警戒感も重なり、下げ幅は一時1,300円を超えた。
7月13日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比1,320.35円安(下落率1.93%)の67,237.38円で引けました。前営業日に上昇した反動に加え、アジア市場全体への警戒感が強まる中、売りが幅広い銘柄に及びました。午前中には下げ幅が一時1,300円を超える場面もあり、市場参加者の間に動揺が広がりました。
売りを加速させた主因の一つが、韓国株式市場の急落です。韓国市場では半導体関連を中心に売りが広がり、その動きが東京市場にも波及したとみられます。日本市場でも主要な半導体・電子部品関連銘柄に利益確定売りや持ち高調整の売りが出やすい地合いとなり、指数を押し下げる形になりました。半導体セクターは年初来で大きく上昇していたこともあり、アジア市場全体でのリスク回避の動きが重なって下落幅が拡大しました。
加えて、中東情勢への警戒感も相場の重しとなりました。地政学リスクの高まりはエネルギー価格の不安定化につながりやすく、企業収益への影響を懸念した売りを誘いやすい状況です。市場では「リスクオフ」の雰囲気が高まり、株式から安全資産へと資金をシフトする動きが見られました。
為替市場では、ドル円が1ドル=162.08円近辺で推移しました。市場では「162円台後半が当面の上値の壁になりつつある」との見方も出ており、円安が一服する可能性を意識した動きが見られます。今後の焦点として、米国の消費者物価指数(CPI)の発表やFRB議長による議会証言が挙げられており、米金利の方向性次第でドル円の動きが大きく変わるとの見方が広がっています。円安基調が続く中でも、さらなる円安加速には材料が必要との認識が市場関係者の間で強まりつつあります。
一方、東証株価指数(TOPIX)は前日比でほぼ変わらずの105.18ポイントにとどまりました。日経平均に比べて下落幅が限定的であった背景には、値がさの半導体・ハイテク株の影響を受けやすい日経平均の特性が表れているとみられます。TOPIXが相対的に底堅さを示したことは、市場全体が一方的な崩れには至っていない点を示す一つの指標ともいえます。
今後の市場の方向性を占う上では、米国の金融政策の動向が最大の注目点となります。CPIの結果次第ではインフレの長期化懸念が再燃し、米長期金利の上昇が株式市場のさらなる重しになるリスクがあります。一方で、物価の落ち着きが確認されれば利下げ期待が復活し、株式市場の押し目買いを誘う可能性もあります。国内においても企業の4〜6月期決算発表が本格化する時期を迎えており、業績の実態が市場の次の方向性を決める重要な材料になるとみられます。不安定な地合いが続く中、リスク管理を意識した慎重な姿勢が当面は求められそうです。
