日経平均が1114円高と大幅反発、プライム値上がり銘柄8割超
2026年7月21日の東京株式市場で日経平均株価が前日比1114.56円高の65,255.68円と大幅反発。韓国株高も支援材料となり、プライム市場では値上がり銘柄が8割を超えた。
2026年7月21日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比1,114.56円高(+1.74%)の65,255.68円で前場の取引を終えました。上げ幅は節目の1,000円を大きく突破し、東証プライム市場では値上がり銘柄が全体の8割を超える全面高の展開となりました。前日の下落から一転しての反発で、市場参加者の間にはひとまず安心感が広がっています。
本日の反発を支援した主な要因の一つとして、アジア市場における韓国株の上昇が挙げられます。韓国株高が投資家心理の改善につながり、東京市場にも買い戻しの動きが波及した形です。幅広いセクターで買いが入り、輸出関連株や金融株を中心に指数を押し上げました。為替市場では1ドル=162.50円と円安水準が続いており、輸出企業の業績期待が株価の追い風となっている面もあります。
一方、中東情勢をめぐる地政学的リスクへの警戒感は依然くすぶっています。原油価格の動向や国際的な安全保障環境の変化が市場の不安定要因となっており、今後の展開次第では相場に下押し圧力が加わる可能性も否定できません。市場関係者の間では、上値追いには慎重な見方も残っています。
また、円安の長期化をめぐっては国際的な注目も高まっています。ゴールドマン・サックスの最高執行責任者(COO)は、日本経済が直面する「最大のリスクは円安だ」との認識を示し、日本銀行の金融政策対応を注視していると述べています。1ドル=162円台という歴史的な円安水準は輸出企業の収益改善に貢献する半面、輸入物価の上昇を通じて家計や内需型企業を圧迫するという二面性を持っています。
日本銀行の金融政策をめぐっては、追加利上げの時期や規模についての思惑が市場に影響を与え続けています。円安是正に向けた政策対応を求める声は国内外で高まっており、日銀の次回の政策判断が市場の重要な焦点となっています。為替水準の安定化が実現するかどうかは、株式市場の方向性にも大きく影響するとみられます。
午後の取引については、引き続き中東情勢の動向や為替の値動き、さらに米国市場の先物動向などが相場を左右する見込みです。前場で大幅高となった後は利益確定売りが出やすい局面でもあり、上値の重さが意識される場面も想定されます。市場専門家の間では、地政学リスクや日銀政策の不透明感が解消されない限り、相場の方向感は定まりにくいとの見方が出ています。今後の相場展開においては、国内外の政策動向と地政学リスクの推移を慎重に見極める必要がありそうです。
