「副首都」法案の採決めぐり与野党が継続協議、自民・磯崎氏は会期再延長に言及
国会の会期末を25日に控え、「副首都構想」関連法案の採決をめぐる与野党協議が難航している。自民党の磯崎参院国対委員長は24日、国会会期の再延長について「考えざるを得ない」と述べ、事態の長期化も視野に入ってきた。
国会の今国会会期末が25日(土)に迫る中、最大の焦点となっている「副首都構想」関連法案の採決をめぐり、与野党間の調整が24日もギリギリの段階まで続いています。自民党の磯崎仁彦参院国対委員長は同日、国会会期の再延長について「考えざるを得ない」と述べ、会期内の処理が困難になりつつある現状を事実上認めました。
「副首都構想」関連法案は、東京一極集中の是正と大規模災害時などにおける国家機能の継続性確保を目的として、政府・与党が今国会での成立を目指してきた重要法案です。大阪・関西地域を念頭に置いた副首都機能の整備や、行政機関の分散配置に関する枠組みなどを定める内容が盛り込まれているとされています。
野党側は法案の一部規定について修正を求めており、23日の協議でも与野党が折り合えない状況が続きました。24日に継続協議の場が設けられましたが、会期末まで実質的な審議時間が残り1日を切る中、合意形成のハードルは依然として高い状況です。協議の関係者によると、双方の立場には依然として隔たりがあるとみられています。
会期延長の可能性について、自民党の磯崎参院国対委員長が踏み込んだ発言をしたことは、与党内でも延長論が現実味を帯びてきたことを示すものです。通常国会の会期延長は近年もたびたび行われており、重要法案の成立を優先するために会期を延長するのは政治的な選択肢の一つとなっています。ただし、延長幅や延長後の審議日程の調整など、実務的な課題も多く残ります。
一方、同日の外交面では、島田麻衣子外務大臣政務官がワレ・ソロモン諸島首相の訪日を歓迎するレセプションに出席しました。国際社会との連携を維持しながらも、国内では重要法案の行方をめぐって政治的緊張が続くという状況が続いています。
今後の焦点は、24日中に与野党が歩み寄りを見せるかどうかに集まっています。仮に25日の会期末までに採決の見通しが立たない場合、政府・与党は会期再延長に踏み切る可能性があります。再延長となれば、今国会の会期は当初の予定からさらに延びることになり、秋以降の政治日程への影響も出てくるとみられています。与野党双方の出方次第で、法案の命運は大きく変わる局面を迎えています。
