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「死球」「併殺」に教育的配慮を 宮城県高野連が野球用語見直しを提起

「死球」「併殺」に教育的配慮を 宮城県高野連が野球用語見直しを提起

宮城県高校野球連盟が「死球」「併殺」「盗塁」など「死」「殺」「刺」を含む野球用語の見直しを問題提起し、SNSを中心に「言葉狩り」との批判が広がりました。理事長は「変える」とは一言も言っていないと真意を説明しています。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年8月22日
約3分

「一死」「併殺」「死球」「盗塁」――。長年使われてきた野球用語をめぐり、宮城県高校野球連盟が「考えてみませんか」と問題提起したことが波紋を広げています。野球用語には「死」「殺」「刺」「盗」「犠」といった文字を含むものが多く、宮城県高野連はその一部について「教育的配慮が必要」との立場を示しました。取り組みは野球の普及振興活動の一環として始まったものですが、SNSでは「言葉狩りだ」「そんな意味で使う人はいない」といった否定的な意見が目立ち、野球関係者や著名人からも懐疑的な声が寄せられています。

高校野球は近年、さまざまな面で変革期を迎えています。投手の負担軽減を目的とした「1週間で500球以内」という球数制限は2020年に試行導入され、2025年から正式採用されました。夏の甲子園では酷暑対策としてクーリングタイムの設置や、暑さが厳しい昼過ぎを避けた試合開始時刻の調整が行われています。準々決勝や準決勝の翌日には休養日を設け、過度な連戦を避ける取り組みも進んでいます。今夏の全国大会では高校野球として初めてビデオ検証も導入され、判定の正確性を高める仕組みが加わりました。こうした一連の変革の流れの中で、宮城県高野連の用語見直し案が注目を集める形となりました。

取材に応じた宮城県高野連の松本嘉次理事長は、想定を超える反響に驚きを隠しませんでした。理事長によると、この取り組み自体は1年以上前から始めていたものであり、今年に入って大きく取り上げられたことで議論が一気に広がったといいます。理事長は、野球用語を一方的に「変える」と宣言したことは一度もないと強調しました。宮城県高野連のホームページで示されているのは「野球用語を考えてみませんか」という投げかけであり、検討委員会もまだ開かれていない段階だと説明しています。

見直しの検討例としては、「死球」を「当球」、「盗塁」を「隙あり」といった言い換えが挙げられています。「一死」「併殺」「犠牲バント」といった表現についても、今後議論の対象となり得るとみられます。ただし、あくまで「みんなで考えてみよう」という段階にとどまっており、具体的な用語変更が決定した事実はありません。

一方で、この問題提起に対する世間の受け止め方は厳しいものが目立ちます。SNS上では「言葉狩りだ」との批判のほか、「野球用語をそうした意味で使う人はいない」といった反論が相次いでいます。高校野球に何らかの変革が必要だという認識は多くの人が共有しているものの、球数制限や酷暑対策といった選手の安全・健康に直結する改革と比べ、「そこを変える必要があるのか」という違和感を抱く声が根強いようです。ただし、宮城県高野連の発信内容を丁寧に読み解くと、批判の多くは「用語を強制的に変更する」という誤解に基づく面もあるとみられます。

宮城県高野連は今後、検討委員会を開催した上で、用語見直しについて具体的な議論を進めていくとみられます。教育的配慮という観点と、長年親しまれてきた野球用語の文化的な価値とのバランスをどう取るかが今後の焦点となりそうです。球数制限や酷暑対策など選手の安全に関わる改革が進む中、今回の問題提起が高校野球における「言葉」のあり方について議論を深めるきっかけとなるか、注目が集まります。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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