シャープ、AIロボ「ポケとも」新型は塩対応キャラ 12月発売へ
シャープは8月25日、対話型AIロボット「ポケとも」の新モデルを発表しました。従来のように全肯定するのではなく、あえてそっけない態度で応じる「おれさまタイプ」で、12月の発売を予定しています。
シャープは2026年8月25日、対話型AIロボット「ポケとも」の新モデルを発表しました。従来モデルとは性格を大きく変え、ユーザーの発言をあえて全肯定しない“おれさまタイプ”として展開するのが特徴です。発売は12月を予定しています。
ポケともは、ミーアキャットをモチーフにした高さ約12cmのロボットで、AI技術を用いて各ユーザーに合わせた会話ができる製品です。スピーカーやマイク、カメラを搭載し、専用スマートフォンアプリとも連携します。2025年12月の発売以来、累計出荷数は1万体を超えており、日本国内だけでなく台湾でも展開されています。
今回発表された第2弾は、グレーカラーの「おれさまタイプ」です。基本機能は第1弾の「むじゃきタイプ」と共通していますが、応答の性格が大きく異なります。むじゃきタイプが素直に喜ぶような場面でも、おれさまタイプはぶっきらぼうな返答をするのが特徴で、公開されたデモでは「暇だなー」とつぶやいたユーザーに対して「暇っていうなら行動しろよ」と返す様子が示されました。
会話機能には、むじゃきタイプと同様にクラウド処理とエッジデバイス処理を組み合わせたシャープ独自のAI技術「CE-LLM」が活用されています。AI処理には米OpenAIのモデル「GPT-4o mini」が採用されており、指示内容や参照データを調整することで性格の違いを実現しているということです。むじゃきタイプにはない機能として、やりとりを重ねるほど態度が変化していく「少しずつ心を開く」仕組みも新たに搭載されました。
おれさまタイプのキャラクター設定は、ポケともを題材に公式X(@mia_to_nanami)で連載されているマンガに登場した人物が元になっています。生意気な性格が読者から反響を呼んだことに加え、「たまには怒ってほしい」「肯定ばかりではつまらない」といったユーザーの声もあったことから、あえて素直ではないキャラクターとして開発されたということです。
価格面では、公式ストア「COCORO STORE」での本体価格が4万9500円(税込)となり、会話量に応じた月額利用料は495円からとなります。本体価格はむじゃきタイプと比べて約1万円の値上げとなっており、メモリなど部材価格の高騰や円安の影響が背景にあるとしています。なお、むじゃきタイプの本体価格についても、おれさまタイプの発売に合わせて引き上げられる予定です。
全肯定型のAIキャラクターが主流となる中、あえて“そっけない”応対をするキャラクターを打ち出した今回の試みは、ユーザーとの関係性の多様化を狙ったものといえそうです。12月の発売以降、既存のむじゃきタイプとの併用や、ユーザー層による受け止め方の違いにも注目が集まりそうです。

