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南蔵院、訪日客拝観料を500円に値上げへ 九州で二重価格広がる

南蔵院、訪日客拝観料を500円に値上げへ 九州で二重価格広がる

福岡県篠栗町の寺院・南蔵院が来年3月から訪日客限定の拝観料を300円から500円に引き上げます。九州各地で迷惑行為対策として広がる二重価格導入の一例です。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年9月3日
約2分

福岡県篠栗町にある寺院「南蔵院」が、訪日外国人旅行者のみを対象とした拝観料を来年3月から引き上げることが分かりました。現行の300円から200円引き上げ、500円とする予定です。南蔵院は全長41メートルのブロンズ製釈迦涅槃像で知られ、世界最大級とされる仏像を目当てに多くの訪日客が訪れています。

南蔵院では今年5月から、境内での外国人による迷惑行為を抑制する目的で拝観料の徴収を開始しました。日本人参拝者からは料金を取らず、訪日客のみを対象とする「二重価格」方式です。徴収開始後、目立ったクレームは出ていないとされ、当初から一定期間経過後の値上げを想定していたことから今回の引き上げに踏み切る運びとなりました。今後も状況に応じて価格を検討していく方針とみられます。

こうした二重価格の導入は南蔵院にとどまらず、九州各地の観光・文化施設に広がっています。北九州市は小倉城で、鹿児島市は水族館などで、市民以外や外国人向けの料金を高く設定する仕組みを導入しました。背景には、域外からの観光客による経費負担を増やしつつ、地域のにぎわいを維持したいという狙いがあるとみられます。

迷惑行為が目立つようになった一因として指摘されているのが、2015年に供用が始まった博多港のクルーズセンター(福岡市)の存在です。同センターの開業以降、県内を回る団体客が観光施設に立ち寄る機会が増え、その中でトイレを汚したり境内で騒いだりする行為が急増したとされています。地蔵と肩を並べて撮影するなど、施設側が対応に苦慮するケースも報告されてきました。

こうした状況を受け、観光地では警備員の増員や清掃頻度の見直しなど、追加の対応コストが発生していると考えられます。南蔵院をはじめとする施設が訪日客限定の料金徴収に踏み切った背景には、増加する運営負担を域外客の負担で補いたいという意図があるとみられます。

好調なインバウンド需要を背景に、人気観光地では混雑や物価高騰といった「観光公害」が各地で問題視されています。観光収入が地域経済を潤す一方で、地元住民の生活環境への影響も懸念される中、二重価格は観光と地域の共生を図る一つの手法として注目されているようです。

今後、九州以外の観光地でも同様の二重価格導入が広がるかどうかが注目されます。南蔵院の値上げ後の来訪者数や反応、他の施設での運用状況などが、今後の他地域における導入判断の材料になるとみられます。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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