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Sakana AI、日本特化LLM「Namazu」公開

Sakana AI、日本特化LLM「Namazu」公開

日本のAI企業Sakana AIが、日本語に最適化したオープンソースLLM「Namazu」とWeb検索機能を統合したチャットサービス「Sakana Chat」を発表した。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
23:17
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日本のAI企業Sakana AIは24日、日本語に特化したオープンソース大規模言語モデル(LLM)「Namazu」と、Web検索機能を統合したチャットサービス「Sakana Chat」を公開したと発表した。同社によると、Namazuは日本語の文脈理解と文化的ニュアンスの把握において、既存の海外製LLMを大幅に上回る性能を実現したという。

Namazuは約700億パラメータを持つモデルで、日本語のテキストデータ約2兆トークンを学習に使用した。特に日本の法律文書、文学作品、ビジネス文書などの専門分野において、従来のGPT-4やClaude-3と比較して約30%高い精度を示したとしている。また、敬語や方言、慣用句などの日本語特有の表現についても、人間の評価者による盲検テストで85%の正確性を記録した。

同時に公開されたSakana Chatは、NamazuにリアルタイムのWeb検索機能を組み合わせたチャットサービスで、最新の情報を含む質問応答が可能となっている。検索結果の信頼性を担保するため、政府機関や大手メディア、学術機関など約500の信頼できる情報源を優先的に参照する仕組みを導入した。サービス開始から24時間で約15万人のユーザーが利用を開始している。

Sakana AIの創業者でCEOの田中智氏は記者会見で「日本のAI主権確立と、グローバルAI競争における日本の地位向上を目指している」と述べた。同社は昨年11月に設立され、これまでに国内外の投資家から総額120億円の資金調達を完了している。研究開発チームには、GoogleやOpenAIの元研究者を含む約80名のAI専門家が参加している。

業界関係者は今回の発表について、日本のAI産業における重要な転換点と評価している。野村総合研究所のテクノロジー部門責任者は「日本語特化LLMの実用化により、国内企業のAI活用が加速する可能性が高い」と分析。一方で、計算資源の確保やモデルの継続的改善など、長期的な競争力維持に向けた課題も指摘されている。

Sakana AIは今後1年間でNamazuの性能をさらに向上させ、企業向けのAPI提供や、教育・医療分野での特化モデルの開発を予定している。また、2027年春には次世代モデル「Namazu-2」のリリースを計画しており、日本発のAI技術として国際市場での存在感強化を目指すとしている。

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