KAGUYAPRESS
甲子園、選手名ボード掲げる応援禁止に戸惑いの声

甲子園、選手名ボード掲げる応援禁止に戸惑いの声

第108回全国高校野球選手権大会で、選手名を記したボードなどを掲げる応援が大会本部により禁止されていることが分かり、観客や応援団に戸惑いが広がりました。声を出しての声援は引き続き認められています。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年8月23日
約2分

第108回全国高校野球選手権大会(甲子園球場)は8月22日に決勝を迎え、ここまで47試合で熱い声援が送られました。一方で大会期間中、選手名入りのボードなどを掲げる応援に大会本部からストップがかけられる場面があったことが明らかになりました。

西日本の出場校の1回戦では、別の学校の男子高校生(17)ら5人がアルプス席で友人の名前を書いた手作りボードを掲げたところ、応援団関係者が駆けつけ、掲示をやめるよう促す出来事がありました。この男子高校生は、友人を応援したかっただけで禁止とは知らなかった、と戸惑いを見せたということです。読売新聞の取材では、この学校以外にも選手名を記したうちわやタオルを掲げて注意されたケースが2件確認されています。

こうした対応の背景には、日本学生野球憲章が定める「教育の一環」という理念があります。大会本部は「個人をヒーロー視する応援は好ましくない」として、選手名入りの掲示物を禁止事項の一つに位置づけており、応援団責任者を集めた大会前の会議でも説明していました。実際に禁止行為が確認された場合は、大会本部委員らが応援団責任者らに声をかけ、掲示をやめてもらう運用がとられています。

一方で、選手名を声に出して応援することは引き続き認められています。大会本部は、ボードなどは多くの人の目に触れ写真や映像に残る可能性があるのに対し、声援はその場限りである点を理由に挙げています。また、応援団が指示を出すために観客席に向けて掲げる行為についても認められているということです。

大会本部によると、この禁止が始まった時期ははっきりしていませんが、応援団責任者に配布された資料には、近年個人名を掲げる事例が多く見受けられるとの記載があるということです。ある関西の出場校では学校や保護者会を通じて周知を図ったものの、選手の友人や親戚がアルプス席で注意を受ける事態が発生し、応援団責任者は規模が大きくなると周知が行き届きにくいと明かしています。

日本部活動学会の副会長を務める関西大の神谷拓教授(スポーツ教育学)は、応援の過熱を防ぐために一定の基準を設けること自体には理解を示しつつ、「教育の一環」という説明では人によって解釈が分かれるため、丁寧な合意形成が必要だと指摘しています。その上で、「見るスポーツ」という楽しみ方も存在する中で、これまでの応援ルールを見直すことも検討課題になり得るとの見方を示しました。

高校野球の応援を巡っては、選手や学校を思う気持ちと、教育活動としての節度をどう両立させるかが引き続き課題となりそうです。今後、大会本部や各校の応援団がルールの周知方法を見直すかどうかが注目されます。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

SHARE𝕏 PostLINEFacebook

おすすめ記事

テクノロジー

米若年層のAI懸念55%に上昇、雇用減予測も73%へ拡大

中野 恵 · 2026年8月24日
政治

高市首相のX連投相次ぐ、消費税減税誤算で支持率不安浮き彫りに

鈴木 凜 · 2026年8月24日
エンタメ・レジャー

外国人観光客のレンタカー事故が急増、山梨は5月までに600件超

葵 美咲 · 2026年8月24日