佐世保クルーズ船寄港128隻で過去最多、観光客も4年連続増
長崎県佐世保市の2025年観光統計で、クルーズ船の寄港数と乗船者数が過去最多となり、観光客数も4年連続で増加したことがわかりました。ツール・ド・九州など初開催イベントの効果もあったとみられます。
長崎県佐世保市と佐世保観光コンベンション協会は、2025年の市の観光統計を公表しました。それによりますと、佐世保港へのクルーズ船の寄港数と乗船者数がいずれも過去最多を記録し、市を訪れた観光客数も4年連続で増加したことが明らかになりました。
2025年に同市を訪れた観光客数は延べ約562万人にのぼり、前年から約42万人上回りました。増加の背景には、自転車競技イベント「ツール・ド・九州」などの初開催イベントによる効果があったとみられています。
クルーズ船の寄港については、佐世保港への寄港数が128隻となり過去最多を更新しました。乗船者数も約36万7000人に達し、こちらも最多となりました。クルーズ船関連を含めた観光による推定消費額は、物価高騰も背景に過去最高となる1180億円に上りました。佐世保市はクルーズ事業の専門部署を通じて船の誘致を強化してきており、こうした取り組みが寄港数の増加につながったとみられます。
一方で、宿泊客数は約178万3000人となり、前年から約4万6000人の減少となりました。特に米国や香港をはじめとする外国人宿泊客の減少が目立ったといい、2025年7月に大災難が起きるという内容の漫画が話題となったことも、外国人観光客の動向に影響を与えた可能性があるとみられています。
佐世保観光コンベンション協会は、大阪・関西万博の開催で観光客が関西に集中したことや、厳しい暑さで人の流れが鈍ったことなどが夏場までの宿泊客数の伸び悩みに影響したとの見方を示しています。加えて、熊本地震の影響についても危機感を持っているとしており、今後は関心の高い食の素材を生かした情報発信を通じて宿泊客数の増加につなげたい考えを示しています。
同協会は、外国からの個人旅行客をターゲットに、観光施設やグルメに関する情報発信を強化し、宿泊客数の底上げを図る方針も示しています。クルーズ船の誘致と大型イベントの開催という両輪で観光消費額を伸ばしてきた佐世保市が、今後は宿泊客数の回復という課題にどう向き合っていくのか、今後の取り組みが注目されます。

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →