高市首相、沖縄新知事の古謝氏と面会 政策協議会再開を要請
高市首相は9月15日、沖縄県知事選で初当選した古謝玄太氏と党本部で面会し、今後の連携を確認しました。古謝氏は「沖縄政策協議会」の早期再開などを要請しました。
高市首相(自民党総裁)は2026年9月15日午前、沖縄県知事選で初当選した古謝玄太氏と自民党本部で面会しました。自民党が推薦していた古謝氏に対し、首相はねぎらいの言葉をかけたとされ、今後の政府と沖縄県との連携について確認したとみられます。
古謝氏はこの面会に先立ち、自民党の鈴木幹事長や西村康稔選挙対策委員長らとも個別に面会しました。この場で古謝氏は、政府と沖縄県が基地問題や振興策について話し合う「沖縄政策協議会」の早期再開を要請したほか、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の返還期日を明確にするよう求めました。
古謝氏は42歳で、東京大学出身の元総務官僚です。長崎県庁で財政課長などを歴任した後、2022年12月に那覇市副市長に就任し、約31万人の那覇市民の生活に関わる政策を担ってきました。今回の知事選では自民党などの推薦を受け、8月27日の告示を経て9月13日の投開票で初当選を果たしました。
沖縄政策協議会は、政府と沖縄県が基地負担軽減や振興策について話し合う枠組みとされ、古謝氏はかねて選挙戦の中でもその早期再開を掲げていました。基地問題を巡っては歴代県政との間で立場の違いが表面化する場面もあったとされ、新知事が国との対話姿勢をどう打ち出すかが注目されてきました。
高市首相は古謝氏の当選を受け、「経済成長を求める沖縄県民の皆様の意思が反映された。新しい知事としっかりと連携しながら沖縄経済を強くするために、私も力を尽くしたい」と述べていました。今回の面会は、こうした政府側の姿勢を踏まえた顔合わせの意味合いもあったとみられます。
古謝氏は面会後、記者団に対し「就任後、早期に要望を固め、交渉に訪れたい」と語りました。就任前の段階から政府との交渉態勢を整える意向を示した形で、県政運営の初動が注視されます。
今後は古謝氏の知事就任を経て、沖縄政策協議会の再開時期や、普天間飛行場の返還期日を巡る政府との具体的なやり取りが焦点となる見通しです。基地問題と振興策の両面で、新知事と政府がどこまで協調姿勢を築けるかが、今後の沖縄行政の行方を左右するとみられます。
