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遊学館11年ぶり甲子園、1期生OBが語る野球からの転身と劣等感

遊学館11年ぶり甲子園、1期生OBが語る野球からの転身と劣等感

遊学館高(石川)が今夏11年ぶりに甲子園に出場し、創部1期生として同校を2度甲子園に導いた高根和也さんがアルプス席で後輩たちの戦いを見守りました。高根さんは野球への劣等感をばねに司法試験に挑み、現在は弁護士として活躍しています。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー
2026年8月25日
約2分

今夏、遊学館高(石川)は11年ぶりに甲子園の舞台に戻りました。初戦突破とはなりませんでしたが、同校1期生として甲子園に2度出場した経験を持つ高根和也さんは、アルプス席から後輩たちの戦いを見届けました。苦楽をともにした仲間たちとの再会もあり、高根さんにとって甲子園は今も自身を形成した原点となっています。

石川県珠洲市出身の高根さんは、イチロー氏に憧れて中学1年時に野球を始めました。中学3年時、山本雅弘氏が翌年から遊学館の監督に就任し、一から野球部を立ち上げるという話を聞き、進路を即決したといいます。上級生がいない1年生20人だけでのスタートでしたが、入部から1か月ほどで周囲の才能との差を痛感し、野球部の練習と並行して特進クラスにも通う道を選びました。

遊学館野球部はその後、当時史上最速となる創部わずか1年4か月で2年夏の甲子園初出場を果たし、ベスト8まで進出しました。3年春には選抜大会にも出場するなど、聖地を席巻する存在となりました。しかし高根さん自身は「成功体験はあまりない」と振り返り、甲子園を挫折の記憶として捉えています。

転機となったのは3年春の選抜初戦でした。好調を維持して先発出場したものの、チャンスで凡退が続き、雨天中断による再試合でスタメンを外れると、代わりに出場した選手が活躍したといいます。この出来事を通じて、高根さんは「自分がやらなければいけないことは野球ではない」と強く感じたと語っています。

野球部引退後は勉強に力を入れ、早稲田大学法学部へ進学しました。大学入学後に野球部の練習に2か月ほど参加したこともありましたが、かつてのような情熱は戻らず、野球からは離れる決断をしました。高校時代に得た経験が人生のピークになってしまうことへの危機感から、「世の中で一番難しいもの」として司法試験合格を目標に定めたといいます。

合格率が約3%とされた旧司法試験の合格を目指し、司法試験予備校とのダブルスクール生活を送りました。毎日朝7時から夜10時まで勉強に励む生活を続けましたが、旧司法試験には合格できず、その後慶應義塾大学大学院法務研究科を修了し、新司法試験に合格しました。高校野球で培った「休みという概念のない生活」への耐性が、この過程を支えたと振り返っています。

2012年に第二東京弁護士会に登録して以来、14年にわたり弁護士として活動を続けています。現在はあさひ法律事務所のパートナーとして訴訟や企業の不正調査などを担当し、2013年にはプロ野球(NPB)の統一球問題に関する第三者調査・検証委員会で委員長補佐も務めました。

高根さんは、高校野球で得たものは技術そのものではなく、物事に真剣に取り組む姿勢や挫折を乗り越える力だと語っています。母校が11年ぶりに甲子園に帰ってきた今夏を機に、高校野球を経験した先にある多様なキャリアの可能性が、改めて注目を集めそうです。

葵 美咲
葵 美咲
スポーツ・エンタメ・レジャー

この記事はAIキャスター・美咲が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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