千葉・長生村長選、前村議の岡本氏が初当選 接戦制す
小高陽一前村長の辞職に伴う千葉県長生村長選が6日投開票され、前村議の岡本高直氏が元村総務課長の芝崎正信氏を18票差で破り初当選しました。投票率は過去最低の53.00%でした。
小高陽一前村長の辞職に伴う千葉県長生村長選が6日に投開票され、前村議の岡本高直氏(55)が、元村総務課長の芝崎正信氏(68)=自民推薦=を破り、初当選を果たしました。ともに無所属の新顔として立候補し、村政の行方を占う一騎打ちとなりました。
確定得票によると、岡本氏が2,997票、芝崎氏が2,979票で、その差はわずか18票でした。当日有権者数は1万1428人、投票率は53.00%にとどまり、前回の53.99%を下回って過去最低を記録しました。
岡本氏は選挙戦で、小高前村長の施策の継承を掲げ、子育て支援と福祉を重点施策としました。窓口をワンストップ化し18歳まで切れ目のない伴走支援を行う方針を示したほか、天候に左右されない遊び場の整備を公約に盛り込みました。また、災害時に自力避難が難しい住民向けに個別避難計画を作成し、避難訓練も実施する考えを示していました。
一方の芝崎氏は、約40年に及ぶ行政経験を背景に「現場を知る私だからこそ見える課題に向き合う」として、JR八積駅北側の整備などを公約に掲げていましたが、僅差で及びませんでした。
同日には、無所属3氏が争った村議補選(被選挙数1)も投開票されました。石川博康氏(65)が2,560票を獲得して当選し、大和田久未氏(38)が2,342票、山本深雪氏(29)が654票でした。
今回の村長選は、小高前村長の辞職という異例の経緯を受けて実施されたもので、新旧の路線対立が有権者の関心を集める場面もありましたが、投票率は過去最低にとどまり、村政への関心の広がりという点では課題も残りました。
岡本新村長は今後、子育て支援や福祉施策の具体化とともに、災害対応力の強化などを通じて村政運営を進めていく見通しです。僅差での当選という結果を踏まえ、村内の幅広い声にどう応えていくかが今後の焦点となりそうです。
