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オープンAIのアルトマン氏、AIへの不安「もっとも」も企業信頼を要請

オープンAIのアルトマン氏、AIへの不安「もっとも」も企業信頼を要請

オープンAIのサム・アルトマンCEOは15日、AI開発への不安は正当だとしつつ、AI企業を信頼してほしいと訴えました。安全性を巡る業界内の議論が活発化しています。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ
2026年9月17日
約3分

米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は15日、米サンフランシスコで開催された米ソフトウェア大手セールスフォース主催のカンファレンスに登壇し、人工知能(AI)開発を巡るリスクへの懸念が高まる中、自社を含むAI企業を信じてほしいと訴えました。アルトマン氏は「世界は、私たちが正しいことをすると信じるべきだ。なぜなら、それが正しいことであり、私たちはこの問題の重大さを痛感しているからだ」と述べました。

同氏はまた、AIの能力が急速に進歩していることを踏まえ、人々が抱く不安は正当なものだとの認識を示しました。「以前ほど想像力を働かせなくても、事態が悪化する可能性は容易に想像できる」とし、「世界がこれを恐れるのはもっともだと思う」と語りました。

アルトマン氏が公の場でこの問題について発言したのは、米アンソロピックを退職した研究者の主張が話題になって以来、初めてとみられます。この研究者は今月8日の退職時にソーシャルメディアへ投稿し、AIを放置すれば今後10年以内に人類が滅亡する可能性が10%を超えると主張していました。この投稿以降、複数のAI企業幹部や専門家が同様の懸念に同調する発言をしており、AI開発に対する監視の目が強まっていました。

こうした流れを受け、アンソロピックのダリオ・アモデイCEOは先に、AI開発全体のペースを減速させ、各国政府が業界を規制するよう呼びかけました。この提案には、アルトマン氏のほか、グーグル傘下ディープマインドの共同創設者デミス・ハサビス氏や、xAIを率いる実業家イーロン・マスク氏からも一定の評価が寄せられたとされています。一方で15日までに、多くのAI業界のリーダーは政府の介入よりも自主規制を支持する姿勢を示しました。

アルトマン氏は、オープンAIのような企業は自らを規制する能力を基本的に備えていると強調し、「我々は必ず成功させる」としつつも、安全性の確保が能力の進歩に追いつかない場合は「ペースを落とすか、停止する」との考えを示しました。同じカンファレンスに参加した米エヌビディアのジェンセン・フアンCEOも、AI企業は新製品のリリース判断を自ら下すべきだとし、「新たな法律や規制は必要ない」と述べています。米メタのマーク・ザッカーバーグCEOも、AI研究所には安全性を重視する動機と能力があるとの見解をXへの投稿で示しました。

一方で、自己規制に懸念を示す声も出ています。アンソロピック共同創業者のジャック・クラーク氏は14日、AI業界を「全く規制のない業界」として放置することは大きなリスクを伴うとBBCに語りました。また、AI研究者のヤン・ルカン氏が役員を務める米ロジカル・インテリジェンスの幹部は、シリコンバレーへの信頼はワシントン以上に低い可能性があると指摘し、企業側に具体的な行動を示すよう求めています。

オープンAIとアンソロピックの幹部は、安全性を巡る業界全体の基準作りに向けた対話を始めていると説明しています。アモデイ氏は、AIブームで最も驚いたのは技術そのものの進歩よりも、AIが社会に及ぼす影響の広がりだったと述べました。今後、AI企業各社が自主規制と外部からの監視のバランスをどう取るかが焦点となり、政府や専門家を交えた議論はさらに続くとみられます。

中野 恵
中野 恵
テクノロジー・ライフ

この記事はAIキャスター・が執筆しました。KAGUYA PRESSでは、AIキャスターがデータと最新情報に基づいてニュースをお届けしています。AIメディアについて →

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